徳川慶喜(十一)四侯会議

こんにちは。左大臣光永です。

今朝は小雨が降っていましたが、龍安寺で発声練習をしました。小雨がふると喉がうるおい、声の通りがよくなります。

また傘をさしていると、傘のドームの中で音が反響するので、ふだんよりうまく聞こえて、ユカイです♪

本日は徳川慶喜の十一回目、「四侯会議」です。

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四侯会議

慶応二年(1866)12月 慶喜将軍就任・孝明天皇崩御
慶喜、兵庫開港を独断で進める

薩摩藩の主導で四侯会議を開催

慶応三年(1867)5月14日~
島津久光・伊達宗城・松平春嶽・山内容堂(四侯)二条城にて慶喜と会談

◯争点1 兵庫開港と長州赦免のどちらを優先するか
四侯「兵庫開港は賛成」
島津「ただし長州への赦免がすんでから」
慶喜「長州への赦免よりまず兵庫開港」

◯争点2 開港は勅命方式か勅許方式か
島津「開港は勅命による(朝廷が決める)」→幕府の実権を無力化するねらい
慶喜「開港は勅許による(幕府が決めて朝廷が許可する)」

決着をみず。写真撮っておわる

大久保・西郷ら、慶喜から実権をうばい四侯会議がとってかわろうと画策

松平春嶽、折衷案を提案
兵庫開港と長州処分を同時に奏上する
慶喜、これを採用

慶応三年(1867)5月23日、慶喜参内。徹夜で朝議
慶喜、ねばりにねばる

結果

5月24日、兵庫開港は勅許形式、長州への処分は寛大に
横浜につづき兵庫も開港

慶喜が「長州厳罰」にこだわっていたら?

薩摩「慶喜から実権をうばうことができなかった!」
会津の反発「慶喜は薩摩に歩み寄った!」

薩摩と慶喜の関係さらに悪化
薩摩、とくに反幕派の大久保と西郷
「慶喜ぜったいつぶす。倒幕しかない」

まとめ

兵庫開港をおしすすめる慶喜に対し、薩摩は四侯会議を招集。幕府の主導権をうばおうと画策した。しかし慶喜はこれをうまく切り抜けた。薩摩は倒幕の意思を固める。

ようするに、

薩摩「慶喜に知恵では勝てないから暴力でつぶす!!」

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